廃棄物処理のトータルプランニング「廃棄物を生かす力」白井グループ

Blog

白井グループの夏期研修

2019.09.13
社員ブログ

9月7~8日に全部署合同の研修を行いました。
場所は神奈川県の葉山です。

この研修は毎年恒例で、各部の中核メンバーを集め与えられた課題についてのグループワークを実施しています。

 

今年の研修の目的は「白井グループにも起こり得る課題の解決策についてアイディアを出し合う」です。
特に「トレードオフ」という観点で課題を設定しました。
「トレードオフ」とは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことで、
問題解決のために欠かせない要素となります。
何かを犠牲にすることをせずに問題を解決できる策を考えることを学ぶ研修にしました。

 

今回の課題設定にはSDGsを学ぶカードゲームを参考に作りました。
複数の「リソース」カードを使い課題解決のためのアイディアを出し合うゲームです。
(参考:SDGsカードゲーム『THE SDGs Action cardgame「X(クロス)」』
例えば「ロボット」「AI」「スマホ」「スポーツ」「ファッション」「メディア」といったリソースを使ってアイディアを考えます。
テクノロジーに関するリソースや一見課題解決に使えなさそうなリソースを組み合わせたりすることで革新的なアイディアが生まれやすい、という仕組みになっています。

 

課題は3つ。
1.「働き方改革で残業時間の減少」と「給料減少による退職者」のトレードオフ
2.「営業業務の効率化・簡素化」と「顧客の不満増大」のトレードオフ
3.「作業業務の効率化」と「人員維持ができない」のトレードオフ

 

今回はさらに「自動化」「省力化」というキーワードも与えて、昨今の人手不足に対応できるような施策を考えてもらうようにしました。

各部署シャッフルしてメンバーを決めたので、普段業務では関わらない他部署の人と交流する機会にもなり、各班議論が盛り上がりました。

2時間ほどのグループワークの後、全体に向けて発表します。


リソースカードがヒントとなり、たくさんのアイディアが集まりました。
突拍子もない未来の技術の話というよりも、
既に存在する最先端のテクノロジーが使われた商品・サービスを利用するなど、実現可能性の高いアイディアが多くありました。

 

考案したアイディアによってどれくらいの効果(具体的に金額として)が出るかも考えてもらいました。
ここが一番のポイントだったように思います。

実際にかかるコスト、トレードオフの解消によってもたらされる金額をどのように算出し、どれだけ効果が得られるか。
想像の話ではありますが、具体的に計算していた班の発表はやはり説得感がありました。

 

最後に全員の投票で最優秀賞を決定しました。
今回は、働き方改革で業務コストを削減した分、福利厚生を充実させ従業員に還元する取組を発表した班が選ばれました!

 

毎年行われるこの夏期研修の中身は全て手作りです。
役職付の社員が集まるので、白井グループの事業戦略をグループワークを通して考えるような研修にしています。

5年ほど前までは、「売上をどう伸ばすか」「営業戦略をどうしていくか」といった内容の研修が続いていたように思いますが、
最近では「業務改善」や「働き方改革」など、社内の業務を見直し効率化していき、残業を減らしたり、従業員の働きやすい環境を作るための施策を考えるような内容にシフトしています。
社会の変化に合わせ会社も変わっていることがここに表れているのではないかと思います。

 

研修終了後は近くの海岸へ行きビーチクリーンとマリンアクティビティを行いました。
その様子はまた次回!

PAGE TOP